世界で最もラウドなロック・バンド

世界で最もラウドなロック・バンド

70s後期に渡英して以来、
それこそ何千回、いや何万回もロック・ライヴに通いつめているであろう筆者が、いつもライヴを観ながら気になっていたこと。

更に渡英以来、初めてバンドの生演奏をリハーサル・スタジオなどで聴いたり、
ステージ上の裾で生ライヴを初めて観たりしたとき、
そのあまりの音圧にぎゃっ!と叫んで飛び上がったりした経験がある筆者にとって、
ず~~~っと気になっていたこと。

それは
客席から観るほうにとってもこれほどラウドなのに、
ステージ上で、しかも楽器やアンプの真横で歌ったり、演奏したりしているバンド自身にとってはどれほどラウドに響いているんだろう?
という点だった。


今朝ネタ探しをしていたら、
そんな長年の疑問に答えてくれるかのように、いくつかのロック・ライヴ関連の統計データを発見したので、ご紹介♪


★まず「世界で最もラウドなロック・バンド」。

☆このオフィシャルNo.1は、やはりあのThe Whoで、
「通常のロック・ライヴの音量が110~125デシベル」なのに対し、

1976年に行われたThe Whoの@Charlton Athletic's Football Groundライヴはなんと126デシベル!!!
=「ジェット機エンジンの真ん前に立っている時の音量とほぼ同じ」だった、という。


☆アンオフィシャルな記録としては、「俺たちのライヴでは130デシベルに達したことがある(鼓膜が、、、)」と豪語するAC/DCや、

☆去年のカナダ・フェス出演の際「136デシベル(耳から血が出る、、、)に達し、地元民から大量の苦情が殺到した」KISS、

なんて例もありますが。

ステージ上のバンド自身はそんな地獄のような大音量の中毎晩20曲以上も演奏し、
ツアー中はそんな毎日が何ヶ月も、バンドによっては何年も続く。
The Whoクラスのベテランになると、そんな生活をそれこそ何十年も続けてきているわけで。
これじゃピート・タウンゼントも難聴になるよなぁ、、、。

ロック・バンドって見た目は華やかで一見楽して大金を稼いでそうに見えるけど、
実はもの凄いハード・ワーク/肉体重労働なんですね、、、。

思わず唸ってしまった筆者なのでした。


★他にも様々なカテゴリーの記録破りがあるんですが、これはまた次の機会にでも。
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