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    トイレでバッタリ!ニュー・オーダー

    トイレでバッタリ!ニュー・オーダー

    昨日のノエル・ギャラガーに続き、
    また「トイレで遭遇したミュージシャン」シリーズです、すいません。

    今回のお相手は、
    ★なんとニュー・オーダーのバーナード・サムナー!!!!!!!!

    といっても、もう10年近くも昔の話ですが。

    確かあれは2001年の2月頃、凍え死ぬほど寒い冬のある日(たぶん『ゲット・レディー』の完成直後)、
    マカルスフィールド郊外にあるスティーヴン&ジリアン宅(駅から車で1時間半ぐらいの人里離れた野っ原に、
    ポツンと建っているファーム・ハウス)に招待され、
    バーニー+スティーヴン+フッキー+ジリアンの4人に取材をさせてもらった。

    駅まで迎えに来てくれたマネージャーの車でスティーヴン&ジリアン宅に着いた途端、
    離れの納屋からライヴのリハをしているらしき4人の轟音が聴こえ、
    おおっ!!!と感動してしばし聴き入る。

    約15分ぐらいリハに聴き入った後4人と軽く挨拶を交わし、
    見晴らしのいい居間(部屋の三面が大きなフル・サイズの窓!外は息が止まるくらい美しい野原が延々と続く)に通され、
    暖炉の前で熱いミルク・ティーを飲みながら取材を開始。

    倒産したばかりのファクトリー&トニー・ウィルソン話や、この時期亡くなったばかりのロブ・グレトンの思い出話、
    93年の『リパブリック』以来、半解散状態だったニュー・オーダーの近況、
    さらには『ゲット・レディー』に参加したボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)や、ビリー・コーガン(スマッシング・パンプキンズ)の話など、
    じっくり訊けて大満足で無事取材を終了♪♪♪
    と、ここまでは良かった。

    ところが、
    さぁ、ロンドンまでの長旅の前にトイレに行っとかなきゃ!(欧州は日本と比べ公衆トイレが異常に少ない)ということで、
    ジリアンに「お手洗いを使わせてもらっていいですか?どこですか?」と訊き、
    ジリアンに教えてもらった居間の外にあるトイレ(古いファーム・ハウスを改造した家なので、外客用のトイレは外に設置されている)の前へ立った途端、

    なんと、そこで「ドアも閉めず」用を足している男の後ろ姿が!!!!!!!!

    すぐバーニーだと気付いたものの、
    あまりにショックで筆者は思わず「ぎゃああああ~~~~~っ!!!!!!!!!!」と絶叫。

    真っ青な顔で居間に戻った筆者に「どうしたの?」と心配そうに訊くスティーヴンに、
    「い、今トイレに行ったら、バーニーが居て、、、あわわわわ」と言葉にならない筆者。

    そんな筆者を慰めるように苦笑しながらスティーヴンが吐いた言葉が、
    「ちぇっ、またかよ。全くバーニーは困ったもんだ。
    他人の家で用を足すときはドアぐらい閉めろ!っていつも言ってるのに、、、」。
    、、、どうもバーニーは常習犯だったようです、、、(汗)。

    著名ミュージシャン=一芸に秀でている人って、
    日常の細かいところで誰にでも分るような常識が1~2ポツンを抜けてたりする人が意外と多かったりするものですが、

    バーニーやノエル兄貴もやはりそのタイプだった、ということなのか???
    とにかくあの日は心臓が止まるかと思った。
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