昨日の宇宙まおワンマンライヴ。

余韻がずっと消えずに残っている。
素晴らしいとしか言いようのない、たまらなく愛らしいライヴだった。

本当に素晴らしい曲が、素晴らしい演奏と本当に素晴らしい歌声によって次々と歌われていくのはなんて気持ちいいんだろう。
それはなんて正しく、健やかで、愛しい時間なのだろう。
この日、深く感じたのはそんなことだった。

宇宙まおは常に正しい歌を歌ってきた。
少しセンチメンタルな言い方をするが、宇宙まおは、メロディが歌ってほしいかたちで歌ってあげることができるシンガーソングライターである。
僕は、だから、宇宙まおのメロディはとてもシンプルでありながら、まるでメロディ自身が喜んでいるように、弾むように聴こえるのだと思っている。
メロディ自身が気持ちよさそうなのである。
まるで何かに導かれているかのような、ひと塊となってゴロンと生まれてきたようなメロディに聴こえるのはそのせいだと思っている。

そんな、宇宙まお的ポップ現象が目の前で２時間にわたって繰り広げられる。
それはヘルシーでアシッドでスペイシーでラブリーな時間だ。
ポップソングは健やかであればあるほど、なぜかヤバい音楽になっていく。
その真理をいつも教えてくれる宇宙まお、この人は本当に恐ろしい才能を持ったアーティストだ。

ワンマンのまおは特にヤバい。早くまた観たい。