ただただ、伝わってくるライヴだった。
メンバーが信じていることも、この世界を守り抜くんだという強い気持ちも、それがすべて目の前のお客さんに捧げられているものであるということも、つまりセカオワとは何か、と自問した時の答えのようなものが一目瞭然になる感覚があった。
しかも、それはすべて、会場に入った瞬間のワクワクした空気や物語への感情移入といった実感が、あるべきかたちで教えてくれるのだ。
本当にあたたかくて、本当に素晴らしい交感だ。

音楽も、MCも、演出も、物語も、すべてが誰にも等しく深く伝わるために独自に濾過された白く眩しい美しい空間にいると、嘘でも誇張でもなく、新しい気持ちでまだまだがんばろう、踏ん張ってみようと思えてくる。
セカオワのライヴは何度でも観たいが、仮にこれが生涯でたった一度のセカオワライヴだったとしてもその気持ちはずっと残り続ける。
そんな感じもする。

素晴らしいライヴだった。最高だった。