最近ずっと聴いてるんだよね、THE BOYS&GIRLS。
まだ一回しかライヴを観たことがない。まだあまり彼らのことを知らない。
さらに言うと、正直、青春丸出しのパンクで泣いたり、哀しんだり、拳を振り上げたり。っていうことができなくなってもう随分経つ。
それでもこのバンドは僕の心の一番柔らかい部分、というか、大人になって一番最初に鍵を閉めてしまった部分にぐわっと入り込んでくる。
土足でぐわっと――と言いたいところだけど、けっこうチャーミングにちゃんと礼儀もよく入ってくる。
しかし、今もそこで暴れまわっている。振り返れば、初めてライヴを観た日からずっとだ。
http://ro69.jp/blog/koyanagi/102667
たぶん、多くの邦楽ロックファンもまだまだ知らないだろう。
札幌のバンドだ。
札幌のロックシーンはいまものすごく熱い。大好きなバンドがいっぱいいる。
だけど、THE BOYS&GIRLSを好きだと言うとき、僕はシーンのこととか、ジャンルのこととかはっきり言ってどうでもいいや、という気持ちになる。
それは、彼らの音楽が音楽として、ただただいいからだ。
メッセージを発するためのロックとして、ただただまっすぐだからだ。
THE BOYS&GIRLSは、今の僕にとってむちゃくちゃ「新しい」んだ。
すっげえ懐かしくて、だから今の自分にとっては、むちゃくちゃ「新しい」んだ。
この懐かしい「出会い」が、完璧なドンピシャな運命的な「出会い」だと思えて仕方ないのはそういうことだ。
これからどうなっていくのか、よくわからない。
ただ、どう考えても無防備で、どう考えてもまだまだバンドをうまくならなきゃいけないこの4人組はこれからきっと、大きな(たぶん大きな)レボリューションを起こしてくれる――んだと思う。
ちょっと浮かされてますかね、熱に。
みんな、観てみて。
誌面でも出会うチャンスを探ります。
写真は彼らのHP。まだこんなだ。