SHISHAMO、昨日のクアトロワンマン最高だったし、泣けたわー

SHISHAMO、昨日のクアトロワンマン最高だったし、泣けたわー

たまらなくポップで人懐こく、しかしどう聴いてもSHISHAMOのメロディでしかないという曲が20曲以上。
素晴らしいライヴだった。

何度もぐっときてしまった。
別にバラードが多いわけじゃないし、泣かすようなMCも皆無だが、なんだかぐっと高まる瞬間がふいに訪れる。何回もぐっときて困る。
最近のライヴは特にそうだ。僕が年をとったせいかもしれないけど、もちろんそれだけじゃないと思う。

3人ぽっちで音楽をやるということ自体がなんだか泣ける、というのもある。
Perfumeを観ているときにこみ上げるあの感じがSHISHAMOのライヴにも間違いなくある。
ただ、やはりそれだけでもなくて、3人ぽっちでしかも、この3人だからこそありになる、この3人じゃないと最大出力にならないことをただただ誠実にやっていく、という、ありのままの正攻法がいいのだと思う。
それだけで自由に戦っている感じがいいのだと思う。
あのシンプルなアレンジがなぜこれほど強いのか。
3人だけの音がなぜいっさいの「足りなさ」を感じさせないのか。
その理由も、そんな正攻法にあるのではないか。

曲の始まり方から、メロディライン、歌詞とメロディのはまり方、キメ、ドラムパターンとベースのフレーズ、細かな歌い方にいたるまで、すべてがすべて、自分たちが鳴らしたいものなのか、自分たちが鳴らすべきものになっているのか、という基準で選択されている音楽だ。
本人からすればフィーリングよくやっているだけなのかもしれないが、3人が瞬時にやっていることをあえて言うならそういうことなんじゃないだろうか。
ライヴではその積み重ねで生まれる厚みがよくわかる。
その意味で本当にオリジナルな音楽だ。

10月、11月にはまた東京でワンマンがある。
楽しみだなー。
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