初めて、吉田ヨウヘイgroupのライヴを観た。
ついに観れた、と思わず書いてしまうくらい、心待ちにしていた。

本当に素晴らしいライヴだった。
なんというか、全部あった。
素晴らしい楽曲、素晴らしい演奏とフレンドシップ、お客さんのバイブス。
みんなでこのクアトロを大成功（というか、かつてなく最高のライヴ）に導こう、という前向きなグルーヴがあって、それが吉田ヨウヘイ自身のチャームと重なり、人懐こい楽しさを作り出していた。
そして、そんな空間で賑やかに鳴らされている音楽はたまらなく幸せそうに聴こえた。

いい音楽はライヴもいい。
それは再現度や演奏力に左右されない、すごい存在感を曲自体が持っているからだ。
その曲が鳴っていること自体がどこか得難い、大げさに言うならば神聖なくらいの空気を生むことがある。
今日のライヴはまさにそんな印象だった。
ただ、さっきも書いたが、すごく楽しかった。
そこがいい。
吉田ヨウヘイさんは大変なナイスガイである。
朴訥そのもののMCがえらい盛り上がっていた。
僕も、いいMCだなあ、と聞き入ってしまった。
声がいいからなのかもしれない。

これからたくさんライヴをやるみたいだ。
大切な時間になってくれそうだ。