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    吉川晃司のライヴにしかないものとは

    吉川晃司のライヴにしかないものとは

    ひたすらかっこいい25曲。
    ひたすらかっこいいが、それは同時にひたすらチャーミングでもあって、無二のスタイルと無防備な魅力が同時に押し寄せてくる、極めてレアな体験でもある。
    吉川晃司のライヴとはそういうもので、つまり、吉川晃司が丸出しにするその人間性に魅せられまくるなんとも濃厚で他のどこにもない、彼とでないと作れない時間、ということになっているのです。

    今回はデビュー30周年のベストアルバムを受けてのライヴだったわけで、となると30年分の吉川晃司を休む間もなく浴び続ける、ということになる。
    驚くのはどの年代の曲を歌っても今の吉川晃司の人間性がビシバシと伝わってくることだ。
    自分の人生の責任とスタイルを背負って生き続ける、というのはこういうことなのだなと、あの深い深いビブラートに揺らされ、鋭く冴える発音に快感を刺激されながらずっと考えていた。

    写真は武道館の外に設置されていた衣装の展示。
    ヒョウ柄ジャケットがナイスだった。
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