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    BLUE ENCOUNT、光と眩しさのワンマン

    BLUE ENCOUNT、光と眩しさのワンマン

    自らの手で流れをつかみ、そして念願のステージに立ったバンドの眩しさはハンパじゃない。
    今のBLUE ENCOUNTはえげつないほどにキラキラしている。

    田邊くん本人は涙でぐしょぐしょでどこが眩しいんですかということを言うのかもしれないが、誠実な心を丸出しにできるこの空間まで自分たちの足でたどり着いたバンドのワンマンライヴが眩しくないわけがない。
    この眩しさはいい眩しさだなあと思う。

    "もっと光を"は彼らのライヴにある空気にかたちを与えたものそのものだ。
    きっと多くのリスナーがこの曲を聴き、「ああこれだ」と、「自分がブルエンを聴く理由はこれなんだ」と理解することができたのではないか。
    強く眩しいメロディを持ったこの曲だが、それは旋律自体が強く眩しいのではなく、作られていく過程に眩しい空間を願う思いが込められているからだ。
    懐かしいほどに普遍的な曲だが、ブルエンが歌うからこそ、そこに今この時だけの眩しさが宿る。

    なんて書きつつ、言葉にしきれない説得力が今のブルエンにはある、というのが正直な気持ちだったりもする。
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