NICO Touches the Walls、3度目の武道館を観た。古くんおかえり公演です

NICO Touches the Walls、3度目の武道館を観た。古くんおかえり公演です
腹が立つくらい、いつものニコらしい実直な武道館だった。
古くんの復帰となるステージなのだから、もっとうろたえたっていいのに、4人はちゃんとみんなが大好きなニコのステージをやった。
というか、いつも以上の、アレンジの効きまくったステージをやった。
特に、やりたい曲をガンガン繋いでいった「ノンストップメガミックス」は素晴らしかった。

あと思ったのは、ちゃんと30歳のバンドのライヴだったな、ということだ。
もちろん、ものすごくいい意味で。
そして、「ちゃんと30歳」というのは、4人の中で最後に30になったみっちゃんのモードを示す言葉でもある。
なんだか、みっちゃんのパフォーマンスが何かをちゃんと背負おうとしているように見えたのだ。
古くんのケガで向き合った今の自分たちのリアルな姿、本当に大切なこと、ライヴができない期間。
そんなすべてを、この歌で乗り越えていくんだ、この歌ですべて最高の経験だったと塗り替えてやるんだーーそんなパワーが溢れていた。
半ば強引な開き直りというか、みっちゃんが秘めている火事場のパワーが超かっこよかった。

アルバムの新曲、最高。
今、歌いたい言葉だけが綴られている、光村龍哉等身大の作品になるんじゃないか。

とにもかくにも。
古くん、おかえり。
腹立つくらい頑張ってくれて、もうよくやったなあとしか言えない。

本当にいいライヴだった。
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