思い切りストイックで、一切媚びず、しかしお客さんを楽しませることにもやはり思い切りストイックに向き合うバンド、それがSCANDALだ。
ストイックと言ってもただ求道的ということではなく、自らに課したミッションにひたすら忠実であること。
それがSCANDALのスタンスなのだが、そのスタイルをこれまで以上の最長不倒にまで進化させていくスイッチに完璧にダイヤルを合わせた。今夜はそんな印象があった。
自らが定めた道をまっすぐに進んでいく。
そのSCANDALらしい強さがこの素晴らしい王道感につながっているのだろう。
3月には、自身のプロデュースによる最新作『YELLOW』がリリースされるが、このアルバムは、ストイックな考え方がすべてエンターテインメントに向いているというとても潔く等身大で、同時に、
だからこそとても4人らしい作品になるはずだ。
新しい年の幕開けに見るにふさわしい、気持ちのいいライヴだった。
SCANDAL、今年もよろしく!