最近のヘビロテMV--“余所見”からいい歌詞について少し考えてみる


僕のスマホには、あまりにぐっときて仕方なくて、思い出すだけで目頭がどうかする歌詞の一節が800個くらい抜き出してあるのですが(ほんとに)、
古今東西の名曲に加えて、この曲の何箇所かを打ち込んでしまった今日この頃。

特にいいのは、

《価値も身体も別々 でも「一緒に」って言葉に泣きそうになる ねえ》
《この歌が、終わったほんの数秒 僕との思い出が横切ればいい 愛情や優しさも込みで 泣きそうに小さくバイバイした》

というあたり。

菅原くんの歌詞は、君と僕が「一緒であること」ではなく、「バラバラであること」を上下左右あらゆる角度から書き尽くしていて、それが素晴らしい。

そして、よく考えると、
僕のスマホに入っている歌詞もやはりそういうものばかりだったりする。

たとえば、歌謡曲に「東京」を題材にしたものが多いのも、やはりそのあたりに理由があるのだろうとも思う。
あるいは、「新宿」を舞台にした曲が孤独で切ない曲になるのも必然的な現象だと思うし、
「空港」が題材になっているラブソングが絶対的に泣けるのも理由は近いところにある。はず。


”余所見”は「バラバラであること」を見事にドラマにした素晴らしい曲だ。
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