【今日のチャート8/15】シェネルのロングセラーを受けて思ったこと

【今日のチャート8/15】シェネルのロングセラーを受けて思ったこと

シングル
1 →  キミとのキセキ Kis-My-Ft2
2 →  Fight For Liberty/Wizard CLUB UVERworld
3 →  ピースとハイライト サザンオールスターズ
4 →  下弦の月 SCANDAL
5 ↑  美少女黙示録 バクステ外神田一丁目

アルバム
1 → 予襲復讐 マキシマム ザ ホルモン
2 →  アイシテル シェネル
3 ↑  Before Meteor:FINAL FANTASY ⅩⅣ Original Soundtrack
4 ↑  Heart Song クリス・ハート
5 ↓  I いきものがかり

発売日翌日のチャート。
ホルモンのロングセラーっぷりは笑えてくるほどだとして、シェネルもまた恐ろしいほどに安定している。
というわけで、じっくり聴いているのだが、なるほど、これはとても落ち着いた気分で聴くことができるラブソング集である。
どこからどう聴いても明らかに出力レベルの違う歌声が鳴り響いているが、それでいながら、その声は透明感が先立っていて、桁違いのパワーをひけらかすところもない。
つまり、嫌味がない。
ステーキをほおばるのはもう無理、でも、パテと素材の味にこだわったチーズバーガーならすっと食べられちゃうのよね、くらいの塩梅でほどよく心身になじんでいく。
アレンジも非常にうまい。
「装飾」というより、正確にキープされるリズムに彩りを添えるもの、といった割り切りが感じられる。
そして、その割り切りは見事に透明な歌声を際立たせる。
そんな構造になっている。

多くの曲の作曲にシェネル自身が関わっているのがまた興味深い。
つまり、この高性能な「J-POP」アルバムがシェネルの中に「あった」ということだ。
いまや誰もやらないし、誰にもやれないほどの純度による「J-POP」を、海外出身のシンガーがやっている。
その潔さによる目からウロコ的な気持ちよさは、KARAを聴いているときの気分によく似ている。

”アイシテル”
作詞:Che'Nelle/SWEEP/EIGO 作曲:Che'Nelle/SWEEP/EIGO プロデュース:EIGO
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