本日のジャパネク通信:Qaijff のピアノロックに解放される

本日のジャパネク通信:Qaijff のピアノロックに解放される

昨日2本目のライヴはQaijffのレコ発。
やはりいいバンドだ。

ピアノヴォーカルだとヴォーカルがなかなか動けないし、エレキギターのように自由に数々のエフェクトをかませることも難しい。というか、だったらギターでいいじゃないかという話になってしまう。
そして、何かしらの制限が生まれ、ある種のストイシズムに完成形を見る音楽になっていく。
というケースはとても多いと思うが、Qaijffのピアノロックはそんな制約から自由である。
その場から動けなくたって、音飾を変化させることができなくたって、そのぶん、歌う気分をガンガン変えていけばいい、聴き手の心とそうやってつながればいい、それは何よりカラフルな体験である、という確信がある。
この日のライヴはそんな自由な音にさらに勢いとテンションが乗り、異様な濃度の共感に巻き込まれる感覚があった。
3人だからこその、個の立ち方に対する強烈なこだわりが見えるのもいい。

Qaijffはここから大きく化けるかもしれない。
またひとつ楽しみなバンドがスタートラインに立った感じがする。
変な言い方になるが、いろいろな意味で夢のある、本当にいいライヴだった。

今発売中のJAPANのインタヴューもぜひ読んでみてもらいたい。
要注目、です。
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