米女優のキャリー・フィッシャーが12月27日、亡くなった。広報が発表した。60歳だった。
キャリー・フィッシャーは12月23日、ロンドンからロサンゼルスに向かう飛行機の中で心臓発作を発症、空港に到着後、病院に搬送されていた。一時は安定したとの報もあったが、容態が急変した。
ショウビズ一家に生まれたキャリー・フィッシャーは、1977年、『スター・ウォーズ』シリーズの第1作となるエピソード4『新たなる希望』にレイア・オーガナ役で出演、世界的名声を得た。公開時は21歳だった。
その後、シリーズの続編となる『帝国の逆襲』(1980年)『ジェダイの帰還』(1983年)に出演。なお、1983年にはポール・サイモンと5年の恋愛期間を経て結婚するも、1年で離婚している。
2015年には、シリーズの最新作としてエピソード7『フォースの覚醒』が公開。本作では、32年ぶりにレイア姫を演じ、ハン・ソロ役のハリソン・フォード、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルとの共演を果たしている。
マーク・ハミルは「言葉もない」とツイート( https://twitter.com/HamillHimself/status/813816434073579521 )、チューバッカを演じたピーター・メイヒューは、彼女とのありし日の写真を添えて、ツイートを投稿している( https://twitter.com/TheWookieeRoars/status/813826658310455296 )。
エピソード4『新たなる希望』の当時の予告編。
後に、数世代にわたる少年少女にとって、銀河で闘うアイコンであり続けることになるレイア姫は、まず、行方の知れないジェダイの騎士に助けを求めるホログラム画像として、わたしたちの前に登場した(その動画を照射していたドロイドのR2-D2を演じていた、ケニー・ベイカーも今年の8月に亡くなっている)。
そして、現在公開中の『スター・ウォーズ』アンソロジー・シリーズの第1作目『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・スト−リー』でも、(本人が演じているわけではないが)希望をつなぐシンボルとしての「レイア姫」の姿を観ることができる。
ご冥福をお祈りします。