オアシスの『ディフィニットリー・メイビー』から『モーニング・グローリー』、『ビィ・ヒア・ナウ』、ザ・ヴァーヴの『ア・ノーザン・ソウル』、『アーバン・ヒムス』、スウェードの『ドッグマン・スター』、そのほかにもアッシュやスーパー・ファーリー・アニマルズといった、90年代ブリット・ポップの傑作たちのジャケットを制作してきたmicrodotが、この20年のデザイン・ワークをまとめてウェブ上で公開している。
特に必見なのはオアシスで、当初考えられていたロゴとか、さまざまなジャケットのネタ元、「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」の撮影秘話(あのセットには1万本のカーネーションが用意されていたのだとか)、「ロール・ウェズ・イット」(メンバー全員がビーチ・チェアーに腰掛けてテレビを観ているあれ)のアウトテイク・ショットとか、『ビィ・ヒア・ナウ』のボツになったアート・ワークとか(そのアイデアはラスト・アルバム『ディグ・アウト・ユア・ソウル』をどこか彷彿させる)、まさにオアシスのもうひとつの歴史を見るような感慨深さ。必見。
http://www.microdotcreative.co.uk/#268080/Work