4月にニュー・アルバムをリリースすることを発表したフー・ファイターズだが、この16年のキャリアを総括するドキュメンタリー映画も制作していたことが明らかになった。
3月のSXSWにてプレミア上映されるというその作品は、James Mollが監督したドキュメンタリー。この作品によせたデイヴ・グロールのコメントが泣かせる。
「1994年10月のある日、俺は1本のギター、1セットのドラム、1本のベース、そして、誰もまだ聴いたことのない曲を14曲だけ持って、シアトルにあるロバート・ラングのスタジオに行った。それから5日。俺は、フー・ファイターズのファースト・アルバムを引っさげ、スタジオを出て行った」
かあっこええ!
・・・というようなデイヴのコメントからもわかるように、この映画は、ニルヴァーナ崩壊からフー・ファイターズが誕生する、その瞬間のエピソードに始まっていて、そしてそれは、4月リリースの最新作の裏側までに至るという、完全総括ものになるのだという。
時代を象徴したバンドが悲劇的な最後を迎えたその後、その「死」を見つめたドラマーが突如として新しいバンドのフロントマンとしてシーンに舞い戻り、以降、16年間で7枚ものアルバムを発表、いまでは世界中を見渡してももっとも動員力を誇るバンドのひとつにまで上り詰めた、その軌跡。これは・・・見たい。日本でも上映希望。