ドナ・サマーが5月17日、ガンとの闘病の末フロリダで亡くなった。63歳だった。

「I Feel Love」「Love To Love You Baby」「Hot Stuff」といったディスコ・チューンで知られるドナ・サマーは、1948年、マサチューセッツ州で生まれ、1970年代はスリー・ドッグー・ナイトのバック・シンガーとしてキャリアをスタートさせた。本名であるDonna Gaines名義でリリースした1971年のデビュー・シングル「Sally Go Round The Roses」はヒットせず、しばらく不遇の時代をすごすも、プロデューサーであるジョルジオ・モロダーと出会い、1977年にリリースした「I Feel Love」が空前の大ヒットとなった。

30年を超えるキャリアの中で17枚のスタジオ・アルバムを遺したドナ・サマーの最後の作品は、久方ぶりの復帰作となった2008年の『Craytons』で、世界ツアーも行った。