D.フィンチャー『ゴーン・ガール』を観た!トレントのサントラも最高。NY映画祭開幕
2014.10.01 11:20
9月26日、待望のデヴィッド・フィンチャー最新作『ゴーン・ガール』の世界プレミアとともに、NY映画祭が開幕した!
作品は、同じタイトルの大ベストセラー小説を原作にしたスリラー。結婚5周年の日に、突然妻がいなくなってしまい、ベン・アフレック演じる夫が、殺したのではと疑われる内容。
しかし、後半から一気に驚きの展開へ。物語は、最終的には、男の考え、女の考えの違いが描かれているのだけど、それが究極にダークで、不気味な人間の深層心理を映し出すのだ。
映画は、小説にかなり忠実であり、思いきり不気味でありながらも、非常にエンターテイニング。そこは、正にフィンチャーの才能。もの凄い期待値で観たけど、まるで不満の残らない素晴らしい作品だった。
さらに、トレント・レズナー&アッティカス・ロスによるサントラも素晴らしい。映画に緊張感をもたらし続けるし、トレントのサウンドとしても新しく響く。サントラを手がけるのも何度目かになるので、映画によりあったサウンドを作っていたと思う。オスカーにもう1度ノミネートされると思う。
NY映画祭は、10月12日まで開催。今後、ポール・トーマス・アンダーソン監督作『Inherent Vice』の世界プレミア上映も行われる。
http://www.filmlinc.com/nyff2014
『ゴーン・ガール』の予告編はこちら。
日本公開は12月12日。
写真は左からデヴィッド・フィンチャー、原作者/脚本家のギリアン・フリン、ベン・アフレック。