ヘッドライナーがデッドマウスだったということもあり、この日は、とにかくビートビートビートビートのラインアップ。さもなくば女子。ビョークはデッドマウスの直前のメインステージで、ビョークの前は、リトル・ドラゴン。で、格好が90年代のビョークがNIKEを履いてぴょんぴょんしてた頃のイメージそのままだった。その前は、Marina and the Diamond。全身スパンデックスのような紫の衣装に、背景には宇宙を背負っていた。正にビョークの子供達のようなアーティスト。または、別ステージで行われたKieszaもものすごく人を集めていた。
ロッキング・オンでも女性アーティスト特集をしたけど、それを思い出すような。女性アーティストがより自由な表現で、というか、またはより本能的に今の状況を感じ取って、エンターテイメントの可能性を追求しているように思えた。昨日のフローレンス+ザ・マシーンの盛り上がりもしかり。
トリのデッドマウスは、超合金のような卵か檻かみたいな3重構造の鉄格子のようなところから生まれてくるセット。私は、ライアン・アダムスを1時間くらい観てから移動したので、始まりは見逃したのだけど、帰りのバスの中で、隣りのキッズが、「デッドマウスの写真撮りまくっちゃった」と大興奮だったので、聞いたら、どうやって開いたのか説明してくれた。
その他Flumeはサードステージでのトリで、ビートがんがんで相当盛り上がっていたし。
しかし、1日中ビート鳴りっぱなしで、デッドマウスの裏のライアン・アダムスに辿り着く頃には、お願いだからギター聴かせてくれ〜という気持ちに。”Gimme Something Good”で始まった彼のギターがどれだけ沁みたことか。このバンドでのライアンはこれまでと違って、しゃきっと背筋が伸びたような芯が図太くなったようなライブなので、フジロックもお楽しみに!!
また、Future Islandsでは、集まった若いキッズの熱狂的な大合唱にびっくりした。人情、熱血と言いたくなるパフォーマンスで、心臓をバンバン叩き、しかも、腰をくねくねするあの特徴的なダンスを何度も披露する。こんな足腰強そうな人観たいことないという強靭さだった。彼のパフォーマンスも、より女性アーティストに近い気がした。ギミックとは言わないけど、ストレートに80S的なサウンドを復活させているわけではなく、伝えるために、もうひとつ強さがあるということ。
そして最終日3日目は、待ってました。ロックンロールデイ!ザ・ブラック・キーズがトリで、その前がノエル・ギャラガー、そしてロイヤル・ブラッド、テーム・インパラなども出演!!楽しみ。
ちなみにビョークのドレスを作ったのは、dress : nikoline liv andersen、mask: james merryだそう。