レディオヘッド世界ツアーのチケットが即完でファンが激怒。トム・ヨークも激怒+丁寧に説明

レディオヘッド世界ツアーのチケットが即完でファンが激怒。トム・ヨークも激怒+丁寧に説明
金曜日にレディオヘッドの世界ツアーのチケットが発売となった。

私も7月26、27日のNYマジソン・スクエア・ガーデンのチケットを買うべく、朝10時前からコンピューターの前で待機。時報とともにクリックしたが、「しばらくお待ちください」のサインが出て、10分後くらいには「売り切れました」の通知に変わった(涙)。

私は時報とともに繋がっていたので、結局1秒で売り切れたということだと思う。それを通知するのに、10分かかったということで。MSGは、普通は16000人くらいは収容するのだけど、今回のレイアウトを見ると、フロアは全部立ち見。なので、本当にパンパンで、18000人くらいは入れるんじゃないだろうか。2日間分あったけど、でも、即完(涙)。

ガーディアン紙によると、ロンドンは3日間で、それも20分で売り切れたそう。恐らくNYと同じで、時報とともに繋がった人達に、「しばらくお待ちください」サインが出て、20分後に、売り切れを通知できる状態になったということだと思う。
http://www.theguardian.com/music/2016/mar/18/radiohead-tickets-roundhouse-london

それでファンが怒って(怒っても仕方ないんだけど)、またがっかりして、「取れなかった〜!」と世界中で嘆きの投稿をしたよう。それに気付いたトム・ヨークがツイート。ファンがチケットを取れなく怒っていることに対して、
https://twitter.com/thomyorke/status/710787593777127424?lang=en

「僕だって君たちと同じくらい頭に来るよ!僕だって人間だし」とツイートしている。

そしてその後、丁寧に説明。さすが。
「現時点で、ヘッドラインライブはチケットはすべて売り切れてしまった。すごく厳しい決まりを作ったけど、いくつかの場所では、ダフ屋に流れるのは避けられない」
「もしダフ屋から買うつもりなら、どうかお願いだから、その会場でのチケットに関する規則を確認して欲しい」
「なぜなら、ほとんどのチケットには、名前が書かれていて、入り口でID確認をすることになっているから。だから、それを無視して買うと、入れない危険がある」
「そういう規則を作ったのは、本当のファンがチケットを買い、ライブを観られるようにするための考慮である、ということを理解してもらいたい」と。

なるほど!レディオへッドは、昔も、MSGでライブをした時に、買った人が入り口で、クレジットカードをスキャンしないと入れないシステムになっていた。もちろんそうすると急きょ行けなくなった場合、チケットを捨ててしまうことにはなるのだけど、ダフ屋に大量に流出して値段が高騰するのは避けられる。

今回もレディオヘッドが素晴らしいと思ったのは、MSGの場合は値段が一律で80ドルだったこと。今時の彼らくらいの大物で、定価が100ドル以下というのは聞いたことがない。VIPとかもまったくないし。

それで気付いたのだけど、ロンドンのダフ屋サイトには、チケットが1枚もない。どうやら当日会場でIDでチケットを引き換えするようになっているようだ。また、LAのチケットもダフ屋に1枚もない。MSGだけ3000枚くらいあって、値段は一番安くて200ドルから。恐らくMSGが会場の規則を変えて、レディオヘッド側が規制できないようにしたのだと思う。金儲け主義のNYらしい(涙)。

というわけで、レディオヘッド2012年以来4年ぶりの世界ツアー、めちゃくちゃ盛り上がっている!
ツアーの日程はこちら。
http://www.wasteheadquarters.com/schedule
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