『怒り』トロント映画祭で世界初上映。宮崎あおい、渡辺謙も舞台挨拶で登場!

  • 『怒り』トロント映画祭で世界初上映。宮崎あおい、渡辺謙も舞台挨拶で登場! - Kevin Winter WireImageGetty for TIFF

    Kevin Winter WireImageGetty for TIFF

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9月8日~18日に開催されている毎年恒例、北米最大の映画祭トロント映画祭において『怒り』の世界初上映が行われた。

主演の渡辺謙、宮崎あおい、李相日監督も駆けつけて、記者会見、舞台挨拶、上映後のQ+Aも行われた。

劇場は、築100年近い歴史があるウィンターガーデンという会場で、キャパは1600人だが、会場はパンパン。外にも一目出演者に会いたいというファンが大勢詰めかけていた。

この日は、プレミアの前に、プレス用の記者会見があった。渡辺謙は、当然英語ですべて受け答えし、
「李監督は、日本の映画界の宝だと思う」と語った。「この映画をトロント映画祭に持ってこれて本当に誇りに思います。ただ、彼の作品に出演するのは決して楽ではありません。撮影が過酷だからです。だけど、それも素晴らしい結果を生み出すので、出演したすべての俳優達が彼を信頼していました。また彼の作品に出演するかもしれません」とコメントしていた。

さらに、宮崎あおいも、「ここに来れてすごく嬉しいです。というのも、私は学生の時にトロントに滞在したことがあったのです。トロントでホームステイをしていました。それ以来カナダに来るのはいつも私の夢でした。李監督と、共演したすべての俳優達と、スタッフに感謝したいと思います。皆さんと一緒に仕事ができて嬉しかったです。この作品は、私にとってすごく大事な作品なので、たくさんの人に愛してもえるといいなあと思っています」と英語で語っていた。

宮崎は、この作品が大事だった理由については、「これまでこういう役をやったことがなかったから。まさか李監督が自分を起用してくれるとは思わなかった」とこの映画で初挑戦の役柄を演じたことを語った。

劇場での初上映では、さすがにハリウッド映画にも出演しているので、渡辺謙の名前が紹介されると会場の沸き方が尋常ではなかった。また宮崎あおいへも大きな歓声が送られトロントでの人気も証明していた。

監督と、渡辺、宮崎は、舞台挨拶をした後、そのまま劇場で観客と映画を鑑賞。再び舞台に上がり、Q+Aを行ったのだが、渡辺は、これで見るのは2回目と言っていたが、なんと舞台上で泣いてしまっていた。開口一番「彼のせいです」と監督に言って、会場をさっそく笑わせていたのだが。

映画はかなりヘビーではあったが、監督も、渡辺も、観客を笑わせるようなことを言って、会場を盛り上げていた。監督は開口一番「皆さん最後まで見てくださってどうもありがとうございます。僕は、実はトイレに行きたいです」と言って、観客を和ませていた。

また観客からの質問で、かなりヘビーな内容ですが、撮影中気持ちが落ちたりしたことがありましたか?と聞かれると、監督も渡辺も「毎日落ち込んでいました」と語り大爆笑となっていた。

さらに観客から、ネタばれになるので書かないけど、あるシーンでの意味の解釈を聞かれ、監督がすかさず「あなたはどう思ったのですか?」と聞いて、観客が説明すると、「正解!」と答えそれも爆笑となっていた。

宮崎は、この映画の出演で「監督にこれ以上痩せないでください」と言われたことなど、役作りについても語っていた。会場は大盛況で、世界初上映は大成功に終った。詳しい内容は、CUTの11月号でまたレポートさせていただく予定です。
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