マイケミのジェラルドがチェスターを追悼。「僕の人生を変えた」と語る。

マイケミのジェラルドがチェスターを追悼。「僕の人生を変えた」と語る。

マイ・ケミカル・ロマンスジェラルド・ウェイが、チェスター・ベニントンの死について、『Nerdist』のインタビューで語っている。
http://nerdist.com/gerard-way-remembers-chester-bennington-talks-comics-and-young-animal/

インタビューの中で、ジェラルドは、リンキン・パークが行ったProjekt Revolution フェスティバルにマイ・ケミカル・ロマンスを呼んでくれたおかげで、「僕の人生が変わった」と語っている。

「そこで僕の妻(同様にツアーに参加していたMindless Self IndulgenceのベースLyn-Z)と出会ったわけだからね。おかげで、僕らは今は娘も授かり、素晴らしい人生をおくっている。僕の中ではLindsと再会したあの当時の思い出は、チェスターと彼のバンドも一緒に繋がっているんだ」

「僕はチェスターが亡くなったと知って、心が打ちのめされている。彼は僕の結婚式にも出席してくれたんだ。僕らはフェスの最終日に結婚したから、すでにその場にいなかった人達が多かったし、参列したのは、30〜40人くらいしかいなかったのにね。彼はそのうちのひとりだったんだよ」

「ローリングストーン」誌によると、リンキン・パークがProjekt Revolutionを開始したのは2002年で、マイケミは2007年に参加。ジェラルドは、そのフェスの最終日にバックステージで結婚式を挙げている。またその記事によると、チェスターはふたりの結婚をすごく誇りに思っていたということ。
http://www.rollingstone.com/music/news/gerard-way-touring-with-linkin-park-changed-my-life-w494190

「ジェラルドとLyn-Zが僕らのフェスで再会して、友情が再燃し、フェスの最終日にバックステージで結婚するまでになったことをすごく誇らしく思っているんだ。『これってファッキン最高じゃないか』って思ったんだよね」

また、『Nerdist』でジェラルドはチェスターの死について「あまりに悲しい」と語っている。

「それに僕は精神的な病についてもすごくよく考えているんだ。”Doom Patrol”(彼がキュレーター/クリエイターであるDCコミック)の中でも描きたいと思っていることのひとつだしね。そういう問題は以前より大きくなっていると思うから。それに僕自身鬱を体験しているし、ダークな時代を体験しているし、セラピーにも通ったし。だからそれをキャラクターを通じて描けると思う」

ジェラルドは、最近サンディエゴで行われたコミコンに出席していたようで、様々な媒体で近況を報告するインタビューが掲載されている。
http://www.vulture.com/2017/07/mcrs-gerard-ways-main-thing-is-writing-comics-now.html

『Vulture』のインタビューの中で、ェラルドは、現在主にやっているのは“Doom Patrol”の物語を書くことだが同時に「スタジオも家にあるから音楽も作っている」と語っている。

また、“Doom Patrol”がこれからDCのスーパーヒーロー達、「ジャスティス・リーグ」とクロスオーバーすることも打ち明けている。「それ以上詳しくは語れない」としているが。

さらに、音楽とコミックを書くのはどちらが難しいか?という質問には、「コミックの物語を書く方が全然難しいと思う」と語っている。

「音楽を書くよりずっと難しいよ。音楽を作るのは、時にすごく残酷な体験になる場合もあるけど。でも、机に座って真っ白いページを埋めていくために、コミックの世界観に入り込んで行くのは、すごく難しい。だから一日中机に頭を叩き付けていたりするんだ。そんなことは音楽を書いている時はまったく起きないからね」
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする