コンサートのマーチャンの売り上げが、この3年で720%上昇! ファッション業界で最も業績を伸ばしている分野に。

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ファッション業界で今一番売り上げを伸ばしている分野のひとつは、コンサートのマーチャンだということ。「ニューヨーク・タイムズ」が報じている。

その記事によると、2004年の前半から2007年の前半の間に、売り上げがオンライン上ではなんと720%上昇したということ。個人的にも、コンサートのマーチャンにお金を費やす率が高くなっているので、身を以て感じているのであまり驚かない。ウェブサイトに限らず、コンサートのマーチャンの売り方が多用化していてかつ人気が出ているので、その結果がオンライン上での急激な売り上げ上昇に結びついているということだろう。
https://www.nytimes.com/2017/07/25/fashion/weeknd-gaga-kanye-west-justin-bieber-concert-merch.html?_r=0

アメリカにおいては、コンサートのマーチャンは、コンサート会場で買うだけのものではなくなっている。例えば、カニエ・ウェストなどが今の流行を作ったひとりだったと思うが、ポップアップストアを数日間だけオープンし、コンサート会場では売っていない、よりハイエンドな商品がそこで販売されていた。

Get an inside look at Kanye's 'Pablo' pop-up shop. Link in bio for exclusive shots and merch prices.

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さらに、NYやLAなど、都市によって色が違うなど売っている物が違っていて、期間限定な上に、商品もそのものも都市限定にして、ファンがどうしてもその場に走って買いに行きたくなる気持ちを煽るようなシステムになっていた。もちろん、人気がなくては成り立たない商法ではあるが、カニエの場合は、凍えるくらい寒いNYで数日間長蛇の列が出来ていた。この記事によると、「この3日間で買わないといつ買える?」という気持ちを煽るのは作戦のひとつだということ。


ごく最近では、NYでライブを行ったケンドリック・ラマーが7月20日〜23日にソーホー地区にポップアップストアをオープンしていた。そこでもライブ会場では買えないTシャツなどが、NYでしか買えないデザインで販売していた。

オープンの日に行ってみたら、その日のNYの気温は34度まで上がった最高に暑い日だったのにも関わらず、ファンが詰めかけ道を1ブロック半分閉鎖して列が出来ていたくらいだった。半分くらいまで来た人に何時間並んでいるか聞いたら1時間と言っていたので、少なくとも店に入るまでに2時間はかかったと思う(汗)。

ケンドリックは、ポップアップストアでの限定商品の他に、ライブ会場ではまったく違う商品を売っていて、さらに、自分のウェブサイトでもまったく違う商品を売っている。なので、ライブ会場に行くとものすごい種類のケンドリックマーチャンをファンがそれぞれ着たり持ったりしている。私の友達などは、インスタグラムなどで、ポップアップストアで売られているもの、ライブ会場で売られているもの、ウェブサイトで売られているものをチェックし、それを全部見比べてから欲しいものを決めて買っていた(笑)。


「ニューヨーク・タイムズ」の記事によると、中心となってマーチャンを作っている会社は、ユニバーサル・ミュージック系列のBravadoと、ソニー・ミュージック系列のThread Shopだという。Bravadoは、レディー・ガガザ・ウィークエンドジャスティン・ビーバー、セレーナ・ゴメスなどの商品を手がけている。Thread Shopは、NAS、エイサップ・ロッキーア・トライブ・コールド・クエスト、DJキャレドなど。


例えば、ザ・ウィークエンドが『スターボーイ』を発売した時、アメリカ、カナダの超高級ブティック8店舗で、『スターボーイ』関連のボンバージャケットから、キャップ、Tシャツなどが高価格でたった3日間だけ販売された。しかし、その8都市に住んでいない人のほうが大半なので、そこで買えなかった人達はそれから1週間後に、Bravadoが提携しているウェブサイトPacSunや、H&Mでその延長線上の少し安い商品が買えるようになっていた。大事なのは、ポップアップストア、高級ブティック、ウェブサイトなどそれぞれで買えるものを少しでも違うものにする、ということだそう。

STARBOY ALCHEMIST MIAMI POP UP

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また、ザ・ウィークエンドのマーチャン発売から2週間後には、レディー・ガガの『ジョアン』関連の商品をよりカジュアルなチェーン店、アーバン・アウトフィッターズの全米200店舗で販売していた。

Tonight: Gaga • UO • Joanne will be in all North American stores at 5pm local time. #UOExclusives

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Bravadoは、ZARA、H&M、ユニクロ、バーニーズ ニューヨークなどとも提携しているそう。確かにジャスティン・ビーバーのマーチャンは、バーニーズでも展開されていたし、その後H&M、FOREVER 21ともコラボしているという凄いことになっていた。そのおかげもあり、Bravadoの去年1年間の売り上げは、全世界で3億6500万ドルでその前の年に比べて13%上昇したということ。Thread Shopの売り上げは公表されていない。

その他にも、面白いことがいくつかあって、例えばカニエ・ウェストなどがトレンドセッターであるのだけど、ネット上で一番売れている商品は、Run-DMCとレッド・ホット・チリ・ペッパーズと、ラモーンズだということ。売れる商品は旬のアーティストに限らないよう。カニエの商品ほど勢い良く売れなくても、より広い地域で安定した売り上げを記録するのだそう。ミュージシャンのTシャツを着るのが、現在のライフスタイルの一部となっているのが大きいのだということ。

また、キッズは頭が良いので、商品が良い物でないと買わないのだそう。また、カニエなどの商品を始め、地域限定の商品などはみんなeBayで売るのだという。確かに、カニエの商品を買い占めしている人達をたくさん見かけた。

ライブ会場で売られていたカニエのTシャツは1枚40ドル。それでも、みんな1時間くらい待って3色買ったりしていた。つまり、ひとり120ドル。CD1枚10ドルとして、同じCDを12枚買うということはないわけで、カニエがCDを売るのを止めて、カッコ良いTシャツを売っているのは何となく理解できる。

これからNYではフランク・オーシャンのライブがあるが、先にLAで観た人に聞くとこれまた特殊な方法で売っていて、その場で色などを自分で選びプリントしてくれるのだそう。その代わり、そんな面倒な方法で売っているので、500枚しか売れないという。
それでもキッズが朝から超ハイテンションで、長蛇の列が出来ており、Tシャツの値段は40ドルくらいなのだけど、さっそくその場で100ドルで売っている人がいたという(笑)。

これが今だけの単なる流行になるのではという質問に、デザイナーは、『スターウォーズ』を良いお手本にしていると答えていた。『スターウォーズ』の商品は、長い間形を変えて発展し続け、いまだに売られているし、ファンが買っている。そうやってコンサートのマーチャンもこれから色々な形で長く買われていくはずだと。
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