なんと! ミツキが全米ソールドアウト・ツアーでCHAIを前座に起用!

なんと! ミツキが全米ソールドアウト・ツアーでCHAIを前座に起用!

ミツキが来年完全ソールドアウトの北米&ヨーロッパ・ツアーを行うが、なんとその北米ツアーでCHAIを前座に起用すると発表した!

初日の2月17日から3月10日まで。全米ツアーの後半は、MICHELLEで、ヨーロッパ・ツアーは、SASAMIだ。

CHAIが後半も前座だったらNYのラジオシティ・ミュージックホールの舞台に立ったのに!と思いつつも、彼女たちも大喜びのツイート。
\
ちなみに、CHAIはその直前の2月4日から単独の北米ツアーも開始する。前座と並行して行うようだ。
https://www.bandsintown.com/a/426144?came_from=257

ミツキは2019年のツアーが終了した時に、これが「最後のライブ」で、ソーシャルメディアも消して、次いつ戻ってくるか分からない、というようなことを宣言していたので、ちょっと心配したけど、最近無事に久しぶりのシングルも発表した。

この”Working for the Knife”について、コメント。
「夢を見ていた子供から、仕事のある大人になることについて。その過程でどこかに置き去りにされた気持ちについて」。
また、「自分の人間性について気にしない社会と対峙することについて。そしてそこから抜け出す道がないことについて」と。

ミツキは、それ以前にも、”This Is Where We Fall”のサントラに曲を提供したり、”The Turning”に”Cop Car”を提供。

Allie Xの曲”Susie Save Your Love'でコラボもしていた。

ミツキが、CHAIを前座に起用したことで、今年インタビューしたジャパニーズ・ブレックファストが言っていた良い話を思い出した。ミツキが、自分の初めてのヘッドライナー・ツアーに自分を前座で起用してくれたおかげで「人生が変わった」というのだ。
https://rockinon.com/blog/nakamura/199539

「ミツキは、私のキャリアを全て変えた人。彼女の前座としてのツアーが私の生まれて初めてのツアーだったから。

あの当時彼女は、アジア系アメリカ人としてインディ・ロック・シーンで、ナンバー1という存在だった。だから、自分がそのタイトルを独り占めし続けるべきだと思ったって良かったわけ。でもその代わりに、自分の初めてのヘッドライン・ツアーで、ジャパニーズ・ブレックファストとJay Somという2人のアジア系アメリカ人女性を前座にしてツアーすると決めたわけ。彼女がツアーの前座にしてくれなかったら、私の今のキャリアはなかったと思う。彼女は、私の人生を全て変えてくれたの。本当に感謝している。

だからこれから私がツアーする時には、白人男性以外の人と一緒にツアーしたいと思うようになった(笑)。実際9月から、Luna Liとツアーすることになっている。それが大事だと思う。今インディ・ミュージシャンの中に、素晴らしいアジア系アメリカ人のコミュニティがあるように思うし。SasamiやLong Beard、Jay Som、Luna Lee、Yaejiって素晴らしい女性たちがいっぱいいる。みんな、孤独に感じることもあったかもしれない。または、ブッキングされた時に、私がダイバーシティ的役割を担っているのね、って思ったことがあるかもしれない。でも、そう思う代わりに、みんなでコミュニティを作って、助け合えばいいと思う。小さいことでもいいと思うの。そういうことがあるって素晴らしい。そんな体験ができるとは思ってもみなかったから最高の気分」


それでさらに良い話が、ジャパニーズ・ブレックファストも、最近なんとブルックリン・スティールでキャパ1800人x4日間ソールドアウトのツアーを終了したばかりだが、

そこで前座に起用されたLuna Liが、同様に「初めてのツアーありがとう(涙)」と感動していたこと。

ジャパニーズ・ブレックファストは、NYタイムズ紙のTマガジンの表紙にもなっていて、今アメリカのポップ・カルチャーで注目されるアジア系アメリカ人の1人として紹介された。アジア人のアーティスト達のアメリカでの活躍の歴史などかなり深く書かれた記事で、ピチカート5や、チボ・マットなどについても触れられていた。

アジア系女性アーティストが団結して頑張ってる!



ロッキング・オン最新号(2021年11月号)のご購入は、お近くの書店または以下のリンク先より。

なんと! ミツキが全米ソールドアウト・ツアーでCHAIを前座に起用! - rockin'on 2021年11月号 右:表紙/左:表2rockin'on 2021年11月号 右:表紙/左:表2

中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする