はい。普通ならあり得ません。ちなみに、Jay-Zも”We Are the World" のリメイクを怒っています。が、なんと、ラース・フォン・トリアーがやる、と言ったら、ぎゃっ？と思いませんか？というわけで、現在行なわれているベルリン映画祭から飛んで来た噂に、今日の映画界色々な意味で大盛り上がり。


フォン・トリアーの計画では、彼が以前にやった”The Five Obstructions"の手法でやりたいのだそう。この作品は、彼が心の師匠とするJorgen Lethの作ったフォン・トリアーが一番好きという映画”The Perfect Human"を、本人に５回リメイクさせ、それをドキュメンタリーにしたもの。タイトルのObstructionsというのは障害という意味で、リメイクと言ってもただではやらせてもらえず、フォン・トリアーが障害を設定するのです。


例えば１本目：映画はキューバで撮影しなくてはいけない。12フレーム以上使ってはいけない。オリジナルの作品にあった質問に答えなくてはいけない、など。監督はその障害を全部クリアし、作品をリメイク。合格。２本目は、地球上最悪の場所で撮影しなくてはいけない。それがどこなのかわかってはいけない（ボンベイの売春婦街で撮影）。そして男は自分が演じなくてはいけない……などなど。合格しないとフォン・トリアーにお仕置きされます。心の師匠なのに！さすがドS……。


http://www.variety.com/article/VR1118015228.html?categoryid=13&cs=1


というわけで、今回もフォン・トリアーが、スコセッシに障害を出し、しかも、主演はロバート・デ・ニーロがやるという噂で大興奮。気の早いブログは、さっそく障害を自分達で考えていました。


が、うっ、フォン・トリアーのビジネス・パートナーが噂はデマですと今発表。がーん……やればいいのに……。スコセッシそんな時間ないかあ。しかし考えただけでも楽しかったです。”The Five Obstructions”は面白いです。