ドイツ人とアメリカ人の狭間で、ワールドカップ観戦?!

ドイツ人とアメリカ人の狭間で、ワールドカップ観戦?!

すいません。まったく音楽にも映画にも関係ない町ネタです。


ドイツ人、ブラジル人他の友達がいて全然興味がないのに、どう踏ん張ってもワールドカップに巻き込まれそうな今日この頃。毎日「今日はオフィスに見に来ないのか?」と、連絡があるのは当然……。初日しか行ってませんが、行けるかも、と答えたのに行かないと、「アイスクリーム買って待ってたのに来なかった!」と激怒。てか初日に行った時も、もうそろそろ帰ると言ったら、「あと12分で終るのに帰るなんてあり得ない!」と怒られた。行っても怒られるし、行かなくても怒られる。


ドイツではなんとTV視聴率は75%らしくて、その友達が異様に狂ってるわけじゃなくて、本当にみんな熱狂しているみたいだ。しかし、75%って言ったら誰も仕事してないってことだよね?と聞いたら、「会社は試合の時間に合わせて終る」のだそう。ちなみにアメリカの初戦の視聴率は9%だったらしくて、それって、アメリカに住んでるドイツ人とブラジル人、その他のサッカー王国出身者を全部合わせた数字なのでは、と。


それで面白いのでアメリカ人に会う度に、ヨーロッパ人と南米人が激怒してるよ!ありがたみがわかってないって言って、というのが私の最近の口癖なのだが、昨日も家の近所のドーナツ屋さんでアメリカ人の友達とドーナツを食べている時にその話をしたら、「いや僕は真剣に見てるよ!」と、心外だなあという顔ですかさず反撃。それで、そのドーナツ屋さんに偶然TVがあって付いていたので見たら、なんとアメリカ戦が映っていた。「あ、アメリカだ!」って、やっぱ全然見てないやん!ドーナツむしゃむしゃ食べてるじゃん!!!しかも、言った先からもう見てなくて、終わりを待たずに店出ちゃったし。しかし、ご存知のようにアメリカ勝ちましたが(笑)。そして、そんな鈍感なアメリカでも、TV視聴率はちょっとは上がっているようです。


アメリカ人は、子供の頃はみんなサッカーから始めるのに、いつの間にかアメフトと野球になっちゃうんですよね。その友達になんでだと思う?と聞いたら、「サッカーはあまりに点数が入らないからだと思う」と言っていました。


それで今日は日本戦なわけですが、朝さっそくドイツ人からメールが来て、「今日は突然だけど会社を休むことにしたので、一緒に日本戦を見よう!」と。ええええええええええええええ、会社休んじゃったの?なんで???しかし、断るわけにもいかない……。幸い脱稿もしているし、渋々、OK!とメールしたら、さっそく「どこで見る?」の相談。近所のスポーツバーでいいよ、と言ったら、「日本人が集まるところじゃなくちゃダメ」と。ええ、知らないし。と思いつつ、調べたらいくつかあって、じゃあここは?と聞いたら、「じゃあ今からそこに電話してTVの大きさを聞くから!」って、えええええええええええええ?なんで???ただ見ればいいってものじゃないらしい……。というわけで、結局は近所のドイツ・バーで見ることに落ち着きました。疲れた……。このブログがアップされる頃にはきっと試合の結果が出ているでしょう……。日本が勝っていますように。
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