モーニング・ベンダーズ/NYフリーコンサートその1
2010.07.01 12:45
VIPチケット流行についてご紹介しましたが、貧乏人でもそれなりに、いやかなり楽しめるのがNY。先日も、サウスストリート・シーポートにて、DRAKEとハンソンのフリー・コンサートがあり、人が集まりすぎてシャットダウンされる大騒ぎがありました。ポップ・スターの登場もなきにしもあらずですが、夏のフリー・コンサートと言えば、インディ・バンドと地元市民の絆を深め、本当のNYシーンが作られる場でもあります。とりわけここ数年は、MGMT、Grizzly Bear、Dirty Projectors、Animal Collectiveなどなど。NYシーンにかかせないバンドは、夏のフリー・コンサートに出演するのが当たり前となっていました。
そして今年は!場所が変わり続けるこのフリー・コンサートですが、ガバナーズ・アイランドという、マンハッタンからフェリーで5分くらいの所にある島で行なわれるシリーズがよい。最近まで海軍が使っていたトレーニング場だったようで、一度も行ったことがなかったのですが、去年くらいから市民に開放。島自体めちゃくちゃきれいで、広いし、ピクニック、サイクリングにももってこい。
初日はYeasayerだったのですが、人が集まりすぎて、ボートが足りなくなってしまったそう。私が行ったのは、フリーランス・ウェールズと、NYに引っ越したという噂のモーニング・ベンダーズ。モーニング・ベンダーズは、こんな大きな会場でのへっドライナーに、ますます気合いの入った、しかし”ビーチ”にぴったりの演奏を披露。この日は、Fleetwood Macのカバーと、Joy Divisionのカバーをやったのですが、それがまた、とろけるように、滅茶苦茶良かったです(セットリスト下)!しかし、NYに引っ越したとは本当なのでしょうか?西海岸にいたほうが目立ってたのに。でもNYのほうが露出のチャンスがあり、と思ったのでしょうかね?ぽ〜っとしているようでその野心が素敵です。
その他、なんと独立記念日は、She & Himがフリーだし、Caribou & Phantogram、Neon Indian、Dr.Dogなどもただ!またPassion Pit、Grizzly Bear、Panda Bear、M.I.Aなど有料で見せるライブもあります。詳しい予定は下のサイトを。
人口ビーチのニセもの加減もかなり素敵です。昼間は、子供達も遊んでいます。ちなみにマンハッタンからのフェリーもただ。オール・ポインツ・ウエスト・フェスで取られた1日20ドルくらいのフェリー代は一体なんだったんだと、思い出してもむかつきます。
http://thebeachconcerts.com/index.php?option=com_jevents&task=month.calendar&Itemid=72&year=2010&month=06
1. Stitches
2. Promises
3. Wet Cement
4. Mason Jar
5. Dreams (Fleetwood Mac Cover)
6. Hand Me Downs
7. Pleasure Sighs
8. Ceremony (Joy Division Cover)
9. Cold War (Nice Clean Fight)
10. All Day Daylight
11. Excuses