D.フィンチャー今度はカニエ!& 創設者の反応

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公開が待ちきれないデヴィッド・フィンチャーの最新作”The Social Network"ですが、最新のTV用CMが完成。

前回は、レディオヘッドの”クリープ”をコーラス隊がカバーという「不気味さ」を最高に煽る予告編を作ったが、今度はなんとカニエ・ウエストを起用。

新映像を少し混ぜたこの最新予告編には、最近Twitterを始め、Twitter のオフィスのみならず、The
Facebookのオフィスでもライブを行なったことでも話題になったカニエ・ウエストの最新シングル”POWER"が使わてれいる。つまり、今度は「権力」に焦点が当てられたということ。
http://www.youtube.com/watch?v=9zKbhZgSXho&feature=player_embedded#!

「オレはクリープだ」という言葉に続き、今度は「オレたちは21世紀を生きているんだ」というカニエのボーカルが強調。しかも、”POWER"の歌詞は、「ひとりの人間が全権力を保持するべきではない」と続くのだ。”クリープ”、”パワー”と、曲のタイトルと歌詞が、映画のメッセージと直リンクしている。
http://www.youtube.com/watch?v=Ppamk0iTCQ8&feature=player_embedded#!

この斬れ味のよいサントラの選出には、劇中のサントラを手がけたトレント・レズナーへのハードルも思いきり高くなるが、きっと腕まくりして頑張ってくれたはず。ちなみに、NINと言えば、フィンチャーは、NINの”ONLY"のビデオをCGで作っている。
http://il.youtube.com/watch?v=mDsqpeiTqg8&feature=related

さらに、”クリープ”版の予告編を見たThe Facebookの創設者のひとりDustin Moskovitzu(Joseph
Mazzelloが演じる)が、Quoraに感想を語っている。
http://www.quora.com/What-does-Dustin-Moskovitz-think-of-the-Facebook-movie?q=dustin+mosko

「自分の過去がドラマ化されるのを観るのは非常に興味深い。どうでもいいことが強調されていて、本当に大事だったことが描かれていないような気がしたんだよね」「2004年には本当に色々なことがあったけど、でも基本的にはひたすら仕事していたんだ。トレイラーだと、とにかく酒を飲んでふざけて、セックスしまくったように描かれていたけどね。でも、そのほうがエキサイティングに見えるから、僕もそういう人生だったと記憶するようにするよ」。

「マーク(・ザッカーバーグ)が最終的にどう描かれているのか楽しみなんだ。原作と脚本では、容赦なく彼が攻撃されていたけど、でも予告編を観る限りでは、彼のポジティブな面が正当に描かれていたように思うからね(サントラは別として)」と。

まあ、主人公たちが、ただひたすらスクリーンに向かって仕事しているだけだと、映画になりませんから(笑)。多少の演出は観客のために必要です!問題は核心がどう描かれているのか、ということ。
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