BJORK『ムーミン』からLADY GAGAまで語る
2010.08.01 10:00
アイスランドの自然資源を守るために戦っているビョークですが、アイスランドの新聞に長いインタビューを掲載。もちろんMAGMA社の件についても語っている他、『ムーミン』映画のテーマソングを書いたことから、現代の音楽シーンについて、Animal
Collective、Grizzly Bear、Joanna Newsomなどに共感できるという話。Dirty
Projectorsとのコラボや、時代が過渡期でミュージシャンとしての”成功”が定義しづらくなったということ。Lady
Gagaは、だからそういう時代になってからの最初のスーパースターであるということ、アントニーとのコラボなどについてまで、非常に広範囲に渡って語っている興味深いインタビューです。
時間がある時に少しずつ紹介するかもです……。新作に関しては、まだ誰にも言えないかなり大規模なことをやろうとしていて、だから完成は、来年か再来年になるかもと。ミッシェル・ゴンドリーと博物館での3Dミュージカルを作るという企画はどうなったんでしょうか……。
どちらにしても、アルバムを作る前というのは、思いきり自分の内面に入り込むという期間が必要なのだけど、この自然資源の問題で戦っているせいで、外に出て来すぎたために、また内に戻ることがしばらくできなくなってしまったんじゃないか、と心配しています。だから、次回作はきっと時間がかかるだろうと。
ひとつだけ訳すと、Dirty Projectorsとのコラボについて。
www.mountwittenbergorca.com
「Davidは、私の音楽(『メダラ』)が彼をどうインスパイアしたのかを話してくれたんだけど、私も同じことをしたの。スタジオを行って、”私はあなたの楽器になるわ。あなたのこと信頼しているから、言われた通りに何でもする”と言ったの。そこにはすごく健全なやり取りがあったの。信頼というね。彼らはスタジオで本当にクリエイティブだったし、雰囲気も最高だったの。彼らは素晴らしいアルバムをまだ作り始めたばかりだと思う。だから、これからもっともっと素晴らしい作品を作ると思うわ」と語っている。
http://grapevine.is/Features/ReadArticle/Bjork-Feature
BjorkのTwitterはこちら。
http://twitter.com/bjork