今年最高かもしれないと言ったばかりだったDirty Projectorsのライブが、ピッチフォークフェスではイマイチだった。
http://ro69.jp/blog/nakamura/70110

アレンジや演奏力の高さより、よりオーガニックな大胆さによってサウンドを追求した感のある今作のアプローチの、弱点のほうが見えてしまったようなライブだったのだ。新メンバーのハーモニーも弱く聴こえたし、オーガニックさが、まとまりのなさに見えてしまった。私が最初に観たのは、個人的にはインディ・バンドのライブを観る場所としては一番好きなミュージック・ホール・オブ・ウィリアムズバーグだったのが、いきなり野外になったというのの差も大きかったのかもしれない。または、メンバーが2人新しくなったので、まだ波があるのかもしれない。しかし、あれだけのライブを一度やったのだから、ツアー中にどんどん調子を上げていくはずだ。

Japandroidsのほうは、2人なのにアリーナ・ロック並の高まりで天井知らずでどこまでも突き抜けていく。
http://ro69.jp/blog/nakamura/69903

そこが今のこのバンドのカッコいいところと思っていたのだけど、この日はどうも突き抜けていかなかった。雨が降りそうだったからか、またはその影響で始まりが遅れて時間が短縮され調子を崩してしまったのか？　ちょっと分からなかったけど、少し残念だった。

笑っちゃうのが、始まった瞬間に「今日は時間が短縮されたから、この先はまったくしゃべらないで演奏する！」とわざわざ宣言していたこと。しゃべりがそんな重要か！（笑）。

Dirty Projectorsのこの日のライブ映像はこちら。4:01:53あたりから始まります。
http://www.youtube.com/watch?v=0syhOVo1RJQ&feature=relmfu