内田けんじ監督の『鍵泥棒のメソッド』がトロント映画祭で上映されたのだが、これがちょっとびっくりするくらい始まった瞬間から大爆笑で、終わりの終わりまで、笑いの連続。手を叩きながら笑っている人達がいるという場面も多々あった。

笑いというのは、泣いたり、深刻になったりするよりも、国境を超えるのが一番難しいジャンルに思えるけど、今作の場合は、それでカナダの観客を思いきりエンターテインしていたので、本当に見事だった。日本を舞台にしながらも、この作品に人間の行動における本質的な笑いが描かれていたということだと思う。

日本の公開は9月15日！