Awesome City Clubはなぜリアルな「東京」を歌ったのか

Awesome City Clubはなぜリアルな「東京」を歌ったのか
Awesome City Clubのセカンドアルバム『Awesome City Tracks2』のラストを飾るのは
”Lullaby for TOKYO CITY”という曲だ。
前にライヴで観たときにも書いたけど、とても感動的な曲。

でも、僕ははっきり言ってびっくりしたのである。
ACCがこういう曲を生み出すとは、ちょっと思っていなかった。
だって。
ファンならば知っていると思うけど、バンドのオフィシャルプロフィールには次のように書かれているのだ。


”「架空の街 Awesome City のサウンドトラック」をテーマに、
テン年代のシティ・ポップを RISOKYO から TOKYO に向けて発信する男女混成5人組”


そんなバンドが、自分たちが生きる「東京」を歌ったのだ。
しかも、この曲で歌われる「東京」は、夢の舞台でも理想の大都会でもなく、
いろいろなものに押しつぶされそうになりながら必死に夜を越えていく、
現実としての「東京」そのものなのである。

どうしてこんな曲が生まれたのか。僕はこの曲だけが突然変異的に生まれてきたのではなく、
ACCの大きなストーリーの中での必然がこれを生んだと思っているんだけど、
そのあたりをインタヴューで確認してきました。
撮り下ろしの写真は全員で、インタヴューはATAGIとPORINのふたりで。
9月30日発売のJAPANに掲載します。


で、肝心の「どうして」ですが、そのヒントはいろんなところにあります。

たとえば、クラウドファンディングを利用してシングルをリリースするという方法論。
そして、そのシングル”アウトサイダー”が真正面からポップスをやりきっていること。
さらに、この曲のPORINのヴォーカルが、どう考えてもそれまでとは違う生っぽい感触をもっていること。
アルバムのオープニングナンバー”GOLD”のイントロで、ドラムが力強く鳴っていること。
”僕らはここでお別れさ”の歌詞がとても情緒的で散文的であること。


ACCの本質が改めてわかるインタヴューになっていると思います。おたのしみに。
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