ジャパネクターボ物語⑤フレデリック、ジャパネク初出演時の写真

ジャパネクターボ物語⑤フレデリック、ジャパネク初出演時の写真
開催まで1週間を切りました。
11月29日、豊洲PITでの「JAPAN'S NEXT TURBO」!
おかげさまでチケットソールドアウトです。ありがとうございます。GYAO! MUSIC LIVEでの生配信も決定しましたので、そちらもチェックよろしくです。

ということで、今回の出演アーティスト8組とジャパネクとのストーリーをお伝えする「ジャパネクターボ物語」、今回はフレデリックです。

みんな、”オドループ”好きですよね。僕も大好きです。メッセージかメッセージじゃないか、ギリギリのところでぐるぐる回る言葉と、淡々と繰り返されていくリズム。踊れるし、笑える。でも、僕はこの曲を聴いているとなんだか無性に心がざわつくのです。それで「ああ、これが踊るってことなんだなあ」と思うのです。

フレデリックとジャパネクの付き合いは、今年の4月11日、ジャパネク8から始まりました。そのとき、彼らはその”オドループ”で始まり、リリース前の新曲”オワラセナイト”で締めるというセットリストでライヴをしたんです。
その構成自体がメッセージじゃないですか。こういうイベントだとみんなが知っている曲をクライマックスに持ってくるのが定石だと思うんですが、あえて彼らはそれを外してきた。すごく感動したのを覚えています。彼らは”オワラセナイト”で本当に何かを終わらせたかったんだと思います。

ところで僕には”オドループ”以上に好きなフレデリックの曲があります。”アウトサイドの海”っていう曲で、これ↓なんですが。『うちゅうにむちゅう』という、彼らの最初のミニアルバムに入っている曲。


ライヴでやっているところ僕は観たことがないんだけど、個人的にはこれこそフレデリックだと思っているくらい好きな曲です。ダビーでドープなリズムと、そこはかとなく狂気に満ちた歌詞。《痛みなら
分かち合える》というフレーズに詰まった切迫感と緊張感。キャッチーではないけど、本質的。

《踊ってない夜が気に入らない》と《痛みなら
分かち合える》って、僕には同じことを歌っているように聞こえます。それがつまり、あのいつもニコニコしている三原康司が音楽で伝えたいことなんじゃないかと思います。

踊れて楽しい、の奥にある何か。フレデリックはそれに楽しくダンスしながら接近していく、数少ないバンドのひとつです。11月29日、まあたぶん”アウトサイドの海”はやらんでしょうが、新作にして傑作『OTOTUNE』の曲、楽しみにしてます。
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