KANA-BOON『Origin』全曲カウントダウンレビュー(7)「talking」

KANA-BOON『Origin』全曲カウントダウンレビュー(7)「talking」

2月17日リリースのKANA-BOONサードアルバム『Origin』。その発売に向けて、収録曲を1曲ずつレビューしていきます。
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7. talking

初回限定盤Aの特典ディスクにも収録されていることからもわかるとおり、バンドの初期からある楽曲のひとつである“talking”。シナリオアートとのスプリットシングルとしてリリースされたこの曲。《talking 君と話がしたいぜ/夜明けよもう少し待ってくれ/ショートグラスで乾杯でもしようぜ》というなぜかハードボイルドな歌詞がなんだか微笑ましくもある(笑)。

インタヴューで谷口鮪自身も語っていたが、この曲は今のKANA-BOONだからこそ「完成」させることができたものだと思う。KANA-BOONの代名詞ともいえる4つ打ちのリズムだが、うねるような太いベースライン、ワウの効いたギターリフ、コード進行も大人っぽい。これを説得力をもって鳴らすには、もしかしたらここに至るまでの時間が必要だったのかもしれない。

いろいろなところで語られているとおり、バンド内で腹を割って話し合ったことが、このアルバムの着地点を決めた。そんなアルバムに“talking”が入っているというのはとても示唆的だ。
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