すばらしい白目写真いただきました!
チェコ、がんがん面白くなってる。写真の顔が、ではありません。先日のワンマンでメジャーデビューを発表したばかりだけど、なんか旋風巻き起こしてくれる気がする。なんでかっていうと、今の5人のグルーヴが最高なのだ。今回JAPANの付録CDに収録した“Festival”の「MOCKIN'ON Ver.(←木琴なのでモッキンオン、です)」を聴いてもらってもよくわかると思うけれど、音楽的にすごく豊かで、鮮やかで、フレッシュな匂いが立っている。
それはここのところの作品を聴くたびに感じてきたし、武井優心もそう言っていたけど、とは言ってもメンバーチェンジがあって人数増えただけ、であり、曲を書いている中心は相変わらず武井だし、歌っているのも基本的には武井だし、音楽のスタイルそのものががらっと変わったわけでもない。じゃあなんぜこんなに豊かで鮮やかでフレッシュになっているのだ、今のチェコは。
その「?」が、今回初めてメンバー全員にインタヴューしてみてわかりました。新しく加入したタカハシマイと砂川一黄、このふたりがバンドにもたらした影響は想像以上に大きい。外からチェコを見ていたふたりだからこそ、「チェコをこういうバンドにしたい」「こうすればもっとおもしろくなる」というヴィジョンをはっきり持っていて、しかもそれを臆することなくバンドに投入している。そのヴィジョンが一種の背骨になって、チェコ全体がしゃきっと姿勢を正している、というのが今の彼らの状態なのだ。だからチェコは正しいポップさと正しいタフさを、正しいバランスで表現できる集団になった。
これ、ちょっと語弊があるけど自分で言っているのでまあいいか、武井は「基本ネクラ」で、だから書く曲もポップさの中にもちょっとひねくれた暗さみたいなのがあって、それがチェコの魅力の一端でもあるわけだけど、それが新メンバー加入によって解剖され、解放され、外に向けて放たれている。本当の意味でチェコノーリパブリックの物語が始まるのはここからなんじゃないか。かなり期待しています。白目だけど。