【JAPAN'S NEXT 2013】 Scenarioartが描く「お話」の世界とは


たった一度だけライヴを観て、どうしても気になってしまい、現在発売中のJAPANで初めてインタヴューさせてもらった。関西発の3人組、Scenarioart。
どんなバンドかは、以下のビデオを観てください。彼らの描いているものをものすごく雄弁に語っている。




ファンタジーとヒリヒリとした現実がせめぎ合いながら、ひとつの世界をつくっていく。作品にしろライヴにしろ「お話」、つまり物語というのがこのバンドの基本コンセプトになっているのだが、どんなに残酷な、どんなに厳しい現実を描こうとも、「お話」という構造を与えることでScenarioartはその現実を打ち破るパワーを生み出す。

インタヴューでフロントマンのハヤシコウスケは「自分たちが表現しているのは現実だ」と断言していた。想像力の力で現実を乗り越え、塗り替えていく。Scenarioartはそんなバンドだと思う。一度ライヴを観てほしい。一気に引きこまれ、終わる頃には何か世界が少し色を変えて見えるから。

Scenarioart、8月30日には下北沢Mosaicで自主企画「Chapter #2」を開催。対バンはasobius、Applicat
Spectra、Bob is Sick。よくぞ集めたというハマりのよさ! 楽しみだ。