ROCK IN JAPANでもPARK STAGEを盛り上げたlecca。その模様はクイックレポートで読めますが↓、
http://ro69.jp/quick/rijfes2013/detail/86240
そこでも歌った新曲“SOLA”(配信中)のビデオ、観ましたか。緑の精みたいなleccaが登場してます。
この歌、「夏休み」をテーマにしてるのだけれど、leccaらしいなあと思うのは、決して単なるノスタルジアや回想の快楽に終わっていないところ。誰もが経験した「あの頃」の夏の風景を、決して思い出の中に封じ込めず、今、ここで生きている自分と結びつけてしまう。常に前を向いて、自分を奮い立たせて、変わっていこう、成長していこうと歌い続けるleccaの真骨頂だと思う。
たとえばAメロの部分、夏の暑さとわくわくする気持ちとまっさらな未来が歌われていて、聴いていると「ああ、これは夏を迎えた子どもの気持ちを歌っているんだな」と思うんだけど、じつはそうではない、というか、最後まで聴くと、むしろ大人になった今、もう一度あの夏の感覚を取り戻そうとしているということなんだということがわかる構造になっている。そこに気づいた瞬間、この“SOLA”という楽曲そのものが、ぐんと自分の側に引き寄せられたような感じがする。
最近死ぬほど暑いのでつい俯きがちになるんですが、ちょっと顔を上げてみたら、夏の空って相変わらず青いんだなあと、柄にもなく思ってみたところです。