パスピエの赤坂BLITZはとても美しかった

パスピエの赤坂BLITZはとても美しかった

アートのフォルムとして。ロックバンドとして。5人の若者として。新世代のカルチャーとして。
どの角度から観ても、今夜のパスピエはパーフェクトだった。
どうしてパーフェクトだったかというと、上に書いたようなすべてを、堂々とエンターテインメントとして表現しきっていたからだ。

ツアー「“印象・日の出”外伝」ファイナル、赤坂BLITZ。
ステージの前にかかった白いスクリーンに大胡田なつきの描くあの女の子が投影された瞬間から、アンコールの最後、『演出家出演』のラストソングでもある“カーニバル”まで、なんかこう、身体がふわふわと浮いているような、不思議な昂揚感を味わい続けていた。
ギターの三澤、ベースの露崎、ドラムのやお、それぞれの見せ場をソロコーナーとして盛り込んだり、成ハネがやたら「いけんのか!」とフロアを挑発したり、いろいろと見どころはあったが、個人的にとにかくびっくりしたのは、大胡田のMC。曲の前に自分の気持ちをしっかり語ったり、ドラムのライザーに登って2014年の抱負を叫んだり(「成長期でいくぞー!」だそうです)。バンドのフロントパーソンとしての存在感がぐんぐん高まっている。

まだまだ成長期とのことなので、来年も楽しみ。とりあえず、4月には自主企画「印象C」が、東名阪の3公演決定。成ハネいわくびっくりするような対バンを仕込んでいるそうなので期待しておいていいと思う。

http://ro69.jp/news/detail/94318

パスピエ、12月28日にはCOUNTDOWN JAPAN、そして1月20日にはJAPAN'S NEXT
vol.1に出演します。1月20日はどうやら彼らにとって年明け一発目になりそうです。
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