『非脱力派宣言』を曲順どおりに全曲＝34曲をショートバージョンにしてプレイする、つまりPUFFYの20年間をダイジェストで見せて、アンコールの最後を「初めてPUFFYでレコーディングした曲」である"とくするからだ＂でしめくくる、という、超豪華かつ超濃厚なセットリスト。

観ながら、楽しみながら、ほんと、いろんなことを考えました。
MCで、吉村由美が「いちばん大変なのは続けることなんだ、って、10年くらいやったところでわかった」と言っていたのが、特に印象的でした。
例のひょうひょうとした言い方だけど、内容は重い、というか実感こもってる。

なお、それに対し、ドラムの川西幸一さんは、「僕は途中でやめてますけどね」とおっしゃっていました。満員のフロア、大笑い。
ゲストで、頭の5曲と最後の"とくするからだ"でギターを弾いた奥田民生師匠は、「そらまあ20年も経つよ、あんたたちも！ ‥‥怖っ！」という言葉で、お祝いの気持ちを伝えておられました。

そんな、ほんとに素敵な夜でした。

（兵庫慎司）