【速報】「今日で最後でいいやって」――back numberたまアリ2日目、清水依与吏の絶唱に震えた


2月からスタートした全国ツアー「All Our Yesterdays Tour 2017」もいよいよ終盤。自身初のさいたまスーパーアリーナに2Days公演で臨んだback number。

そんな晴れやかなシチュエーションとは裏腹に、たまアリ2日目のこの日は、清水依与吏の声がベストコンディションでないことは、序盤からはっきりとわかった。
が、同じように喉の不調を抱えて舞台に立った「COUNTDOWN JAPAN 14/15」で「わかる人は全部歌っていいからね!」とオーディエンスにメロディを委ねるしかなかった清水依与吏は、ここにはいなかった。
全細胞のエネルギーを振り絞るように、ただひたすらに己のメロディに全身全霊を傾け続ける――文字通り音楽に全存在を懸ける表現者の姿が、そこには確かにあった。
back number史上最大キャパの会場で描き出した過去最高レベルの一体感も、まさに彼の凄絶なまでの気迫が招いたものだろうと思う。

ライブ中盤からは、それこそふたつめの心臓が動き出したんじゃないか?ってくらいの魂の絶唱を聴かせていた清水の姿に、思わず全身が震えた。
「ステージに上がる前、正直『歌えねえな』って思ってました。でも、今日で最後でいいやって思って」……アンコールでようやく告げた彼の言葉が、灼熱のクライマックスを呼び起こしたこの日のアクト。セットリスト含め詳細のレポートは、ツアー終了を待ってUPします!(高橋智樹)