ボブ・ディラン@ZEPP DIVER CITY
途中機材トラブルがあり、20分以上の中断もあったが、そんな“ありえない”ハプニングも含めて、ワンアンドオンリーのとてつもないライヴを披露してくれたボブ・ディラン。
たとえ定番をやったとしてもアレンジをいじりまくるし、インストやジャムの長さもすべてその場で決めている“気まま”演奏は観るたびに興奮する。
まさに自由を謳歌したようなパフォーマンスだが、その基盤にあるのは言うまでもなくアメリカのルーツ・ミュージック。
カントリーからジャズからフォークからブルースからロックからスウィングからブルーグラスまで、ディランはあの国が短い歴史の中で生んだ素晴らしい音楽をすべて背負っているように思えた。
だからこそ観るたびに、その存在の重みに圧倒されるのだ。
にしても、ボブ・ディランは1ヶ月もこの国に滞在し、全17公演を行い、ポール・マッカートニーは前回のライヴからわずか半年で戻ってくる。
なんだか、すごすぎる、日本の今年のロック事情。(内田亮)