ATARI TEENAGE RIOTを観て、春を感じる

ATARI TEENAGE RIOTを観て、春を感じる

アタリ・ティーンエイジ・ライオット@代官山UNIT

この前も書いたが、過去をまさにリセットし(http://ro69.jp/blog/rockinon/99925)、新たなフェイズ(ATR
3.0)に突入したアタリ・ティーンエイジ・ライオット。
それだけに、新作の曲が中心だった今日のライヴは、これまでとだいぶ印象が違った。
一言でいうと、ポップ。
やはりそれはニック・エンドウの存在が大きい。
アルバム同様、ライヴでも全面的にフィーチャーされているだけではなく、これまではアレック・エンパイアの脇でノイズをビリビリ鳴らしているこわもての人って感じだったのが、完全にフロント(ウー)マンの役割を担っているのだ。
しかも、これがまたATRらしからぬ、キュート(!?)な魅力を放っていたから、ある意味、たまらない。
実際にライヴ後、恐らく一服しに会場の外に出てきたニックがファンに囲まれて写真に応じてたのを目撃したんだけど、気さくなその対応を含めてホントにかわいらしかった。

とはいえ、ライヴがおとなしかったかと言えば、まるで違う。
相変わらず、めちゃくちゃ煽動的なステージを披露。
そして、観客もようやく暴れる季節が来ました、と言わんばかりにそれに応じていた。
UNITであれほどの面積をぶんどるモッシュ・ピットも珍しいのでは?
リセットされたATRを含めて、いろんな意味で春を感じさせるライヴで、自分も明日から心を入れ替えて頑張りたくなりました。

にしてもアレック・エンパイアは老けない。
17年前、嵐の中のフジ・ロックで初めて観たときからなにも変わってないような。
"Start The Riot"や"Sick To Death"とかが聴けなかったのはちょっと残念だけど、ATR3.0、今後の行方が楽しみ。(内田亮)
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