マストドンが新作『ワンス・モア・ラウンド・ザ・サン』収録の”ザ・マザーロード”のビデオを公開したのだが、この内容があまりにもバカバカしい。
冒頭はいかにもマストドンというか、メタルな展開なのだが、途中から……。
The Motherload
観たらすぐにおわかりと思うが、今年大流行の”おケツ(booty)・ビデオ"を思い切りパロったこの内容。
まさか"TWERKING(=おケツを激しく振るダンス)"がこれほどハードロックにも合うとは(笑)という発見もあり、かなり笑える。
特に途中のTWERK女王(!?)の強靭なダンス・ムーヴがサイケデリック映像へと変わっていく様子は完璧。
ノリとしてはフレイミング・リップスに限りなく近いかな。
ちなみに最近メインストリームで”おケツ・ビデオ”が連発されていて、たとえば元ディスティラーズのブロディ・ダルが思い切りこの流れをディスしたり、「女性アーティストとセクシュアリティ」という観点において、一部ではかなり議論されている。
今年のそんな代表的な”おケツ・ビデオ”は……。
Nicki Minaj "Anaconda"
http://www.youtube.com/watch?v=LDZX4ooRsWs
Jennifer Lopez featuring Iggy Azalea "Booty"
http://www.youtube.com/watch?v=nxtIRArhVD4
ちょっと話題がマストドンから逸れてしまったが、前にも書いたように(http://ro69.jp/blog/rockinon/104525/あと本誌7月号でもディスク・レビューを書いてます)、『ワンス・モア・ラウンド・ザ・サン』はホントに素晴らしく聴き易いハードロック・アルバム。
今年かなりヘヴィロテしている1枚です。(内田亮)