エアロスミス解散説、一体どうなるの? 

エアロスミス解散説、一体どうなるの? 
いやいやいやいや、まだ正式に発表されてるわけじゃないし、「ジョー・ペリーは何と言ってるの?」と訊かれ、スティーヴン・タイラーは言葉を濁しているし、え、それだったらこれまでの状況とそれほど状況は変わってないじゃん!と個人的には感じられた。希望的観測も含めて。

アメリカのラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」(6月21日放送)で、スティーヴン・タイラーが「解散を肯定」したとRollingStone誌が報じたことで、週末から解散ニュースが飛びかっている。

スティーヴン・タイラーは、「心からこのバンドを愛している。否定したいのは山々だけど…フェアウェル・ツアーをやるのは確かだ」とコメント。「今までそういうツアーをやったことないし、来年、さよならツアーをやるかも」と。
それに対してハワード・スタンは…

●どれくらいツアーやるの?
「プロバブリー・フォーエバー(たぶん、永遠に…)」
●(笑)。

ザ・フーやキッスの例もコメントに出てきているわけだし、エアロスミスが続くことを願っていても間違ってはいないと思う。

ラジオ『ハワード・スタン・ショー』でのコメントは下記に。直接聴きいて確かめてほしい。↓

7月15日、スティーヴン・タイラーはキャリア初のソロ・アルバム『サムバディ・フロム・サムウェア』をリリースし、ツアーも行う。
ずっとやりたかった、というカントリー・ミュージックの作品で、すでに数曲配信されているが、アルバムへの期待が高まる力作だ。

このプロジェクトのために彼はテイラー・スウィフトを擁するBIG MACHINEの傘下のレーベルDot Recordsと契約し、2015年1月からナッシュヴィルで現地のミュージシャンやソングライター達と制作を行い、T・ボーン・バーネット、ダン・ハフ、マーティ・フレデリクセン、ジャレン・ジョンストンらがプロデューサーに名を連ねている。

そういえば、5月にリリースされたシンディ・ローパーのニュー・アルバム『ディトゥアー ~回り道~』も、とても愛情溢れる素晴らしいカントリー・アルバムだった。
ポップ・ミュージックのカントリー流行りということもあるが、もちろんそれだけではない。
自分が子供だった50~60年代、ポップ・ミュージックといえばカントリーだった、と彼女は語っているように、彼らにとってカントリーを歌うということは、自らの音楽の原点を見直す旅なのではないか。ボブ・ディランがフランク・シナトラを歌うように。

ということは、ひょっとしたら、スティーヴン・タイラーが念願のソロ・アルバムをリリースすることで、エアロスミスへと向き合い方も変わってくるのではないか? というか、そう信じたい。(井上貴子)


ラジオ『ハワード・スタン・ショー』でのコメントはこちら。
Howard Stern“The Howard Stern Show – June 21, 2016”
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