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    キングコングとストゥージズの意外な相性。「爆音映画祭」で観たいもう1本

    キングコングとストゥージズの意外な相性。「爆音映画祭」で観たいもう1本
    キングコングとストゥージズの意外な相性。「爆音映画祭」で観たいもう1本

    『T2 トレインスポッテング』ブログで昨日ご紹介した「丸の内ピカデリー爆音映画祭」、そこで観たいもうひとつの作品が、全国上映中の『キングコング: 髑髏島の巨神』。なぜかというと…
    (以下音楽的なネタバレあり)

    ロケ地がベトナムであったり、河を上って船で奥地に進んで行くシーンであったり、主人公トム・ヒドルストンが演じる傭兵の名がコンラッド(『地獄の黙示録』の原作『闇の奥』の作者名)だったり、『地獄の黙示録』へのオマージュを強く感じさせる本作だが、

    『地獄~』におけるストーンズ“サティスファクション”的な役割で
    ストゥージズ“ダウン・オン・ザ・ストリート”が流れてきて、びっくり&ぞくぞくするから。

    さらにジャストなタイミングでのブラック・サバスの“パラノイド”、
    なんでここで⁈という意外なところでデヴィッド・ボウイの“ジギー・スターダスト”が流れたり。

    『キック・アス』、『キングスマン』シリーズを担当したヘンリー・ジャックマンが音楽を手がけていることが大きいが、まさか怪獣映画で“ジギー・スターダスト”を聴くとは思わなかった。

    アメコミ映画『アントマン』のバトル・シーン中、え、ここで!!というタイミングで、ザ・キュアーの超名曲“プレインソング”(名盤『ディスインテグレーション』の1曲目)が流れた瞬間くらい驚いた。

    『パシフィック・リム』、『GODZILLAゴジラ』同様、怪獣への愛情がはんぱなく、それがVFXによるド迫力の映像で描かれているが、
    巨大モンスターには、兵器(の無駄撃ち)よりもロックが美しくよく似合う。(井上貴子)
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