今年はビートルズの『ホワイト・アルバム』50周年盤がリリースされ、ポールが36年振りに全米1位となったニュー・アルバム『エジプト・ステーション』をひっさげ来日も果たしてくれた。
そしてもうひとつの大きな驚きと喜びは、ジョン・レノンの『イマジン』が、みんなが聴きたかった形で、つまりオリジナルに忠実でありながら、ジョンのボーカルがクリアに立ちあがり、しかもシンプルかつ迫力のあるサウンドによって甦ったことだ。
ここまで大々的にリミックスされた作品は、ジョン・レノンのソロとしては初めてとなる。
リミックス&リマスターされたミュージック・ビデオ“イマジン”も公開された。
さらに、アルバムを録音したときに作った映画『イマジン』と、その映像を使ってアンドリュー・ソルトが監督しグラミーを受賞した『ギミ・サム・トゥルース』という2つの映像作品が、1つのパッケージとなって発売され、
これら一連の過程を一冊にドキュメントした書籍『イマジン』も刊行。これを見ると、『イマジン』がいかにして作られたか、がビジュアルでわかる資料としても画期的な一冊だ。
https://www.ymm.co.jp/feature2/johnandyoko/index.html
ロッキング・オン11月号では、『イマジン』発売前年に行われたインタビュー記事を掲載した。
聖書も、キリストも、グールーも、詩人も、アーティストも、結局言っているのは同じで、今のこの一瞬が肝心なのだ、明日でもなく、昨日でもない――とジョンは語っている。
「それがすべて。今という以外の時間はない。
それ以外はすべて時間の無駄だ。ヨーコも言うように、人はきちんとしようとすることに、時間をかけすぎている。そこでエネルギーを無駄にしてしまう。
僕らのエネルギーはどこから来るのかとよく尋ねられるが、子供と一緒なんだね。物事をきちんとすることに一瞬たりとも時間を費やさないんだよ、僕ら」
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