1969年1月2日から1月31日、『レット・イット・ビー』セッションの間にスタジオで撮影されたビートルズの約55時間に亘る未公開映像を基に、新しい映画が製作されることが発表された! しかも監督は『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン。
この未公開映像は、元々はテレビの特別番組のために撮影されたが、結局はセヴィル・ローにあるアップルの事務所の屋上でのパフォーマンスでクライマックスを迎えるという全く違う性質のものに変わっていった。その伝説の演奏から本日で50周年を迎える。
映画『EIGHT DAYS A WEEK -The Touring Years』では、同じくアカデミー賞受賞経験のある監督のロン・ハワードが抜擢。ビートルズのライブを観たことのない多くの世代や世界中の人びとに、その演奏の素晴らしさと迫力をリアルに教えてくれた。
また、当時PAシステムの限界と、あまりの歓声の大きさに、会場にいても演奏が聞こえなかったというのはよく語られる伝説だが、本作によって新しい発見や感動を体験することができた、というファンの声も多かった。
今回の作品も、きっと映画『レット・イット・ビー』とは違う角度からバンドが描かれることになるのだろう。ピーター・ジャクソンということは、わくわくするダイナミックな冒険心と、ユーモアとちょっぴりダークな風刺が入り混じったテイストになるのかも?
それに対し、ピーター・ジャクソン監督はこう語る。
「しかしながら、実際はその神話とはずいぶん違うものだったと知って、安心しました。
マイケル・リンゼイ=ホッグが、解散の18か月前に撮影した映像、そして音源をすべて確認ところ、これらが素晴らしい宝の山だということに気づいたのです。
もちろん感情的な行き違いの瞬間も捉えられていますが、これは、このプロジェクトが長年言われて来たような仲違いの記録ではありません。
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴの4人が、今では名曲となっている楽曲を一から共に作りあげていく様子は、素晴らしいだけでなく、面白く、気分が高揚する体験で、また彼らの仲の良さには本当に驚かされます」
昨年『ホワイト・アルバム』のリマスター盤のときに、ジャイルズ・マーティンが語っていたことと同じ。(別々の作業と思われていたけど、ジョンがひとりで“ジュリア”を録った時に、ちゃんとポールが横にいたり…)
スクリーンで、私たちはどんな新しいビートルズ体験できるのか?
具体的な時期はまだ発表されてないが、今から楽しみで仕方ない。(井上貴子)
ーーピーター・ジャクソン監督のコメントより「55時間分の未公開映像と、140時間分の音源を使わせてもらうことができるので、この映画をビートルズ・ファンが長らく夢見ていた
“現場に立ち会う”という究極の映像体験にしようと思っています。
つまりタイム・マシーンに乗って1969年に戻り、スタジオで4人が素晴らしい音楽を作っている現場に居合わせるような体験です」
なお、1960年代にザ・ビートルズは、コンサート、インタヴュー、映画などで様々な映像を残してきたが、彼らがスタジオで作業をする様子をドキュメンタリーと
して撮影した映像はこれだけ。
ザ・ビートルズ公式ホームページ(日本)
https://www.universal-music.co.jp/the-beatles/
THE BEATLES STORE JAPAN(日本)
https://the-beatles-store.jp/
ザ・ビートルズ日本公式Facebook
https://www.facebook.com/thebeatles50jp
ザ・ビートルズ日本公式Twitter
https://twitter.com/usm_thebeatles
The Beatles Official HP(海外)
http://www.thebeatles.com/