オ・ルヴォワール・シモーヌの電話取材をしました。ブルックリンが誇るガールズ・トリオ、だけどいわゆる「ブルックリン」ではなく、それはもともとメンバーのエリカがダーティ・オン・パーパスから離れて始めたというところから始まっていたわけだけれど。

レトロでセンチメンタルで、ホームメイドなあたたかみもある彼女たちの世界観はそのままに、より実験的、よりプロフェッショナルに、より貪欲に取り組んだ最新作『Still Night, Still Light』。

これは、インディ・ポップ、フォーキー・ポップ、というところから何歩も踏み出した快作です。

取材はメンバー全員と私を含め４人がそれぞれの場所から電話をかけて話せるカンファレンス・コールという嬉しいもので、エリカはアメリカン・アイドルを観た後に、アニーはなぜかＮＹＵの廊下で、というシチュエーションでした（ヘザーはわかりませんでした・・・）。

４月１日発売のロッキング・オン５月号に掲載予定ですので、ぜひ。写真は前作『バード・オブ・ミュージック』。（羽鳥）