現在発売中のロッキング・オン1月号では、リナ・サワヤマのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「単純に、今流行っているものにインスパイアされたら時代遅れになってしまうということを強く意識しているから、それをひっくり返すのよ」
超グラマラスかつ愉快でキャンプなインディポップスター、リナ・サワヤマ。ケンブリッジ大学卒の31歳は、現在絶好調だが、それは、音楽業界で自ら梯子を築いて登ってきた、孤独で、疲労困憊した10年間の成果である。細部にこだわらずたたき上げのポップ王にはなれないのだ。
彼女は27歳の時にフルタイムで音楽に専念するようになった。「ポップアーティストとしては高齢者よね」。大学卒業後は成功を目指しながらも創作的な混乱に陥っていた。「いろんなプロデューサーのところに行って自分のサウンドを見つけようとしていた」と言う。
プロデューサーであるクラレンス・クラリティとの出会いが、ブレイクスルーの瞬間だった。2人はさっそく独自の新しいサウンドを確立、それを2017年のEP『リナ』で初披露した。90年代R&B、ポップパンク、インダストリアル、80年代デジタルファンクロック、そして超洗練されたY2Kポップの融合だった。そして2020年のデビューアルバム『サワヤマ』でそれを完成させたのだった。
ステージ上での圧倒的な存在感をよそに、彼女には親しみやすさと率直さがあり、自身の創作戦術についてもあけすけに語る。彼女曰く「流行遅れ」となったジャンル同士を混ぜることで、新鮮に聴こえるのだという。
「単純に、今流行っているものにインスパイアされたら時代遅れになってしまうということを強く意識しているから、それをひっくり返すのよ。たとえば『誰もやってないことって何だろう? スタジアムロックは誰もやってないか。じゃあスタジアムロックをやろう』とかね」
(以下、本誌記事へ続く)
リナ・サワヤマの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』1月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
Instagramはじめました!フォロー&いいね、お待ちしております。